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和「…………凄い」
ドアを開けると人がにぎわい、テレビ等に出てきそうな外国風の建物で埋め尽くされていた。
樋「びっくりした?」
和「当たり前だろ。こんなの
初めて見た」
だって日本では見られないから
間「キョロキョロすんな」
和「珍しいんだもん」
間「はぁ…まずは学園長に報告しなきゃならねぇな」
樋「そうだね」
そう言って汽車に乗り込む。
和「学園長?」
樋「まだ説明してなかったね。和嗄くんは…向こうの世界の言い方では今中学2年生だよね?」
コクンと頷く。
樋「君はこっちの世界の知識が全くない。だから僕達が教育係に任命されたんだ。」
迷惑な話だと言わんばかりに、オッサンが俺を見る。
樋「和嗄くんには高等部には通ってもらうけど、それまでに初等部から中等部その他もろもろの知識・技術を学んでもらうよ」
つまり1年間で全て覚えろと?
和「無謀すぎじゃ…」
樋「大丈夫だよ!言葉と文字は君がいた世界と変わらないし、雲雀さんが大体の知識を教えてると思うから後は君の才能を信じる!」
そんな笑顔で言われても…;;
笑顔が黒いのは気のせいだろう
間「降りるぞ」
汽車を降りて外に出ると、1台の車だ止まっていた。
和(この世界にも車あるんだ…)
運転手を見て驚いた。いや…
運転手がいるのは普通だけど、この運転手普通じゃない!
和「……透けてる」
樋「まぁ人間じゃないからねー。顔もないでしょ?」
黒く透けててスーツを来ている
和「もしかして幽霊?」
オカマは和嗄の質問にう~んと考え込む。
樋「少し違うかな。彼らは生きている時に大罪を犯した人間なんだ。その罪は決して許されない。だから魔法をかけて彼らが二度と生まれ変わる事が出来ないようにしたんだ」
オカマの話に言葉をなくす。
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