~第一話~

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  天「…分かったわ」 仕方ないと言う感じでため息をついて了承してくれた。 和「そのかわり依頼者は絶対死なせません」 天「……誓えるのかしら?」 学園長の側に行き跪(ひざまず)いた。 和「必ず守る事を誓います。 俺の命にかけて……!」 天「確かに誓いの言葉聞き届けたわ…その条件を許可しましょう」 和「ありがとうございます」 天「樋野先生、間宮先生。この子を頼みましたよ」 間・樋「「お任せ下さい」」 俺達は学園長に一礼して部屋を後にした。 樋「ぃゃ…それにしても驚いたな」 間「まさか女だったとは…な」 視線が痛いような気がするが、気のせいだと思い込もう 和「気付かなかったのはそっちだろ。俺は悪くない」 樋「だって和嗄ちゃん『俺』って言ってるしさぁ…てっきりね;;」 和「向こうの世界では女で『俺』って言う奴たくさんいるよ。あと、ちゃん付けすんな気持ち悪りぃ…和嗄でいい」 樋「ガーン!!」 和「そうだ。早く魔法教えて」 間「別に明日でいいじゃねーか」 和「やだ。今日がいい」 間「あのなぁっ……!」 キレそうなオッサン。 使えねぇなこいつ…… こうなれば奥の手だ! 和「樋野せんせぇ!お願い…」 ウルウルと目を潤ませて、上目遣いで女の子を演じる。 樋「うっ…!」 和「ねぇ…だめぇ?」 樋「っ………!!」 和「樋野せんせぇっ」 樋「わ、分かった!!だからそれやめてくれっ…(涙)」 和「よっしゃ勝った!」 間「馬鹿だろ……」 泣いているオカマは放っといて 和「なぁ、どこですんの?」 間「………来い。樋野、行くぞ」 樋「うっ…うん……(涙)」 ウザイなって思ったけど、余計に泣かれると迷惑だから黙っておいた。  
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