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天「…分かったわ」
仕方ないと言う感じでため息をついて了承してくれた。
和「そのかわり依頼者は絶対死なせません」
天「……誓えるのかしら?」
学園長の側に行き跪(ひざまず)いた。
和「必ず守る事を誓います。
俺の命にかけて……!」
天「確かに誓いの言葉聞き届けたわ…その条件を許可しましょう」
和「ありがとうございます」
天「樋野先生、間宮先生。この子を頼みましたよ」
間・樋「「お任せ下さい」」
俺達は学園長に一礼して部屋を後にした。
樋「ぃゃ…それにしても驚いたな」
間「まさか女だったとは…な」
視線が痛いような気がするが、気のせいだと思い込もう
和「気付かなかったのはそっちだろ。俺は悪くない」
樋「だって和嗄ちゃん『俺』って言ってるしさぁ…てっきりね;;」
和「向こうの世界では女で『俺』って言う奴たくさんいるよ。あと、ちゃん付けすんな気持ち悪りぃ…和嗄でいい」
樋「ガーン!!」
和「そうだ。早く魔法教えて」
間「別に明日でいいじゃねーか」
和「やだ。今日がいい」
間「あのなぁっ……!」
キレそうなオッサン。
使えねぇなこいつ……
こうなれば奥の手だ!
和「樋野せんせぇ!お願い…」
ウルウルと目を潤ませて、上目遣いで女の子を演じる。
樋「うっ…!」
和「ねぇ…だめぇ?」
樋「っ………!!」
和「樋野せんせぇっ」
樋「わ、分かった!!だからそれやめてくれっ…(涙)」
和「よっしゃ勝った!」
間「馬鹿だろ……」
泣いているオカマは放っといて
和「なぁ、どこですんの?」
間「………来い。樋野、行くぞ」
樋「うっ…うん……(涙)」
ウザイなって思ったけど、余計に泣かれると迷惑だから黙っておいた。
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