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ピーンポーン
ガチャ
和「早いですね」
樋「おはよう和嗄くん!」
和「おはようございます。
オカマとオッサン」
間「名前覚える気ねぇだろ」
和「よく分かりましたね」
間「お前と話すと疲れる…」
和「初老ですか?」
間「違げぇよ」
和「若くて良かった」
間「もういい」
そんな会話をしている間に、
キャリーバックを持って来た。
樋「荷物それだけ?」
和「そうだけど何か?」
樋「いや少ないなと…あっ持つよ」
和「ドーモ」
オカマにキャリーバックを渡す
昨日帰ってから急いで用意した
家の中に荷物が少ないと言っても、全てが思い出の物ばかりで棄てる事に抵抗があった。
必要最低限の衣服と、現金と家族の写真を持って来たのだ。
和「で?向こうの世界にはどうやって行くの?」
樋「ん~まず【入口】に行かない事には何とも……」
和「入口?」
樋「こっちの世界と向こうの世界が繋がっている所を【入口】って言うんだ。ちなみに僕達もそこから来たよ」
結構面倒くさいんだ…
和「入口まで遠い?」
樋「雲雀さんのお墓の近くだよ」
へぇー!母さんの……
和「って、えっ!?」
バッとオカマを見るとニコッと笑っていた。
樋「雲雀さんのお墓は入口に近いからこっちの世界に用のある魔術師は花を供えて行くんだよ」
あぁ、そっか…
だから母さんの墓には絶え間なく花が供えてあるのか…
間「おい入口に行くぞ」
そう言って1人サッサッとエレベーターに乗り込むオッサン
俺とオカマも後に続く。
ドアが閉まった瞬間、周りが光に包まれた。
和「わっ!?眩しっ…」
目を開けていられない程の強い光にギュッと目を瞑った。
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