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湊「いつもクールな千冬がさ、その小さな手でいろんな事こなしてるの見てて、すごいと思った。」
千冬『すごい…‥?』
彼は淡々と喋りはじめた。
湊「治癒をするとき、料理をするとき、髪切ってくれた今、それと、手をつないだあのとき―――、温かくて安心した。」
湊…‥君の手も、大きくて包容力あって、安らぎをくれたよ///
なんだか歯痒い気持ちのまま、湊の言葉に耳を貸す。
湊「で、思ったんだけど、ん~…‥オレさ、その手を守りたい―――」
ドキ、ン。
心臓が、再び熱を帯びた。
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