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湊「元気なくしたり、何かにつまずいたら、そのときはそっと握ってやりたいんだ。」
オレ、言葉にするの苦手だからさ、と困ったように頭をかきながら、湊は赤くなっていた。
これって、告白だよね?
夢じゃ、ないよね?
アタシは湊の手を両手で包みながら、意を決して口を開いた。
千冬『湊、アタシの話、していいかな?』
湊「え、あっ、返事はもらえないの?」
餌をお預けされたような子犬の顔でアタシの瞳を向けてくる。
キュン、としつつもアタシは自我を保つ。
千冬『大事な話なんだ…‥聞いて?』
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