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昼休みが終わり午後の授業が始まった。相変わらず結城は授業をきいていない…ずっと机に伏せたままだった。
担当教師「新垣~よく寝るな~お前は~」
担当教師が結城の目の前に立っていた。だが結城は机に伏せたままだ。
要「あの馬鹿…」
担当教師「……新垣!!廊下に立ってろ!!」
結城「……」
無言のまま立ち上がり廊下にでた。
浩太「あいつ…卒業できんのか?」
芳野浩太が要に聞いてきた。
要「あいつ何気に成績いいんだよ…この俺とならんでるくらいだ…」
浩太「まぢかよ…すげーな…」
要「おまけに運動神経抜群だし顔もよくて女子の支持率も高い……ただ本人が全くやる気なし…趣味は漫画集め…アニメ観賞…ゲーム…とまぁ完全なオタク…」
浩太「知らなかったな…あいついっつもボーっとしてるし…それに自分からあまり話さないし…」
希「……先生…ちょっと具合悪いので保健室行ってもいいですか?」
希が突然手をあげ席を立った。
担当教師「あ…ああ…行ってこい」
足早に教室を出て廊下をみた…
希「やっぱり…」
廊下に結城の姿はなかった。
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