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教頭はその一言を聞いて黙っていた。修斗はまた言い方が悪いとか言われるんじゃないかと不安だった。そして教頭が窓の方に顔むけながら修斗に言った。
教頭「……………分かりました。それではバスケットボールをやるのに必要な人数、五人が集まったらバスケ部の申請を認めましょう……」
修斗「えっ……………マジっすか…?」
教頭に怒られるかと思った修斗はドキドキしながらも聞いてみた。
教頭「期限は来週の金曜日。それまでに5人集まらなければ部活申請は認めません。いいですね?」
修斗は喜びを隠せなかったというより、心の底から喜んだ。
修斗「やったぁ~~!!!ひゃっほぉ~!!」
教頭「返事は!!!!?」
修斗「はっはい!!」
修斗はすごく嬉しそうに職員室を一目散で出ていった。それと同時に校長先生が教頭室に入ってきた。
校長「男の子が喜んで走って行きましたけどどうしたんですか?」
教頭「まだバスケ部を申請すると決まった訳じゃないのに喜んでるんですよ。」
校長「ほぉ~あの子がバスケ部を。楽しみですなぁ~♪」
教頭「…………」
教頭は黙りこんだが少し喜んでるように見えた。
…〓…
その頃、修斗は募集ポスターを書いていた。
修斗「出来た~♪」
さすが中学校時代の美術の成績が2であってボールくらいしかまともに見えるものが描けていなかった。その時一人の女の子が修斗の前に表れた。
千春「何描いたの?それ?」
修斗「んっ?何ってバスケの絵だよ!」
千春「この絵が!???」
まあ当たり前のように驚いた。
修斗「分かんね~のかよ?バスケの絵に決まってんだろ!お前絵のセンスないんじゃね?」
この一言には千春はかなり怒りながら言った。
千春「あんたのがセンスないんだよ!!」
修斗「そっ…そうかぁ?」
千春の怒りに修斗軽くびびった。
千春「……鈍感…それにしてもこの絵…何に使うの?」
修斗「バスケ部メンバー募集ポスターだ!👍」
修斗ははっきりと答えるが千春はそれにたいして飽きれたように言い返した。
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