第二話

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昼休み、三人は土木科の教室へ行った。 修斗は大声で 修斗「桜井拓馬!!出て来い!」 その大声に教室にいる生徒達がざわつき始めた。そして桜井は修斗の前に出てきた。 拓馬「また喧嘩売りに来たのか?」 修斗「話たい事がある。屋上に来い。」 桜井は話を流そうとした。 拓馬「あいにく俺はお前に用件などない……帰れ。」 そう言って桜井は戻ろうとしたその時 修斗「いいから来い!!!糞野郎!!!本当は殴りに来た!!」   その言葉は周りは固まった。修斗はかなりキレていた。そして桜井もキレた。 拓馬「いい度胸してんじゃねえか。行ってやるよ。」 2人は屋上へ向かった。 駿一「俺………自分の教室に帰る…」 千春「何言ってんの?バスケ部員でしょ!あんたも見に行くのよ!」 駿一「まだ部員になるなんて言ってないのに…(泣)」 千春も嫌々な駿一を無理矢理連れて屋上に向かった。     …屋上… 辿り着いた修斗達は向き合った。それと同時に千春と駿一も屋上に辿り着いた。そして修斗は制服のポケットから小さな風船を取り出し桜井の前で思いっきり破った。 拓馬「うわっ!なんだ!」 修斗「すきあり!」 怯んだ桜井に修斗は一発殴った。殴られた桜井はおもいっきり倒れた。 拓馬「グハッ!!……クッ…卑怯だぞ!」 修斗「卑怯?俺が卑怯ならお前は卑怯だ!」 千春&駿一「同じだよ…」 2人はさりげなく突っ込みをいれた。 拓馬「俺が卑怯?なんの事だ!?」 修斗「お前中学で神に見捨てられたとかなんか言って辞めたんだろ!!」 拓馬「……………」 桜井は軽く千春を睨みつけた。 千春「ビクッ!!!…アハハハハ…(汗)」 千春は駿一の後に隠れた。 拓馬「ふっ…お前には関係ない話だ!!」 桜井は立ち上がり修斗に殴り返した。 修斗「ブハッ!!……関係ない?あぁ確かに関係ないさ!!けどお前は神に見捨てられたんじゃない!!バスケから逃げたんだ!!充分卑怯だ!」 修斗は再び殴り返した。 拓馬「何も知らないくせに卑怯だなんだ言ってんじゃねぇ!」 また殴ったあと、桜井は顔を下げた。 拓馬「お前にあの時の俺の気持ちなんて分かるはずがない!」 2人とも殴り合ったせいか顔が少し腫れていた。修斗は少しづつ立ち上がりながら言った。 修斗「あぁ…まだ会って間もないお前のことなんかこれっぽっちも知らねぇ……………だから教えろ!」 千春&駿一「(単刀直入だ…)」 単刀直入に聞いた修斗。桜井はしばらく黙りこんだ。 そして重い口を開けていった。
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