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学校を出る二人。
「おぉぉお、サイコーじゃん!!今日は絶好の合コン日よりだな!!」
空を見上げながらテンションが半端なく高い笑顔の隆弘。
それをハイテンションと呼ぶ。
「・・・そんな日あんのか?」
眉を動かして隆弘に聞き、勢いよくバイクに跨がり、ミディアムな俺の髪を揺すりながらヘルメットを被る。
「あるさぁ!!雨の日だと女性のお化粧が崩れるだろぉ?」
隆弘にヘルメットを手渡す。
何かよくわかんないけど、それが“ジョーシキ”みたいな言い方。
「ちゃんと被れよ」
「そうゆうとこしっかりしてるのね、絶対避妊するタイプだろ?ぇ?どうなんだよ、ぉいぉい」
「…まぁな」
こいつはただの変態か…
それともただのバカか…
隆弘がヘルメットを被り、勢いよくバイクに跨がる。
ブルンッ―…
爆音と共にエンジンが高速で動き出し、俺のハンドルを握る手が強まる。
「レッツゴー!!」
隆弘のバカでかい声と共にエンジンの爆音が折り混ざり、名実共に、モンスターマシンを走らせる。
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◆斉藤 隆弘
◆職業/高校生
◆髪/茶金
◆身長/172
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