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奈津美は、父親に気付かれないように……
居間へすすんだ。
父親は誰かの気配に気付くと、悪酔いの程度がひどくなる。奈津美はそれを思い知っていた。
どうやら父親は起きている様子だ。
居間へ入ろうとした瞬間だった。
奈津美はその光景を見て、動けずにいた。吐き気も襲ってきた。
父親の下半身はむき出しになっており、足の間にはアダルト雑誌が置かれていた。
目が合った。
「なん見よんのか…
奈津美…
こっち来んか」
あとは、奈津美が一瞬で描いたとおりの……最悪な想像のままになった。
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