空色

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空色

次の日。 朝の七時。 携帯がブーブーなっている。 誰だ?こんな朝早く。 「もしもし。」俺は寝起きだったからとても声が小さかった。 「彰ちゃん?私ミヤビだよ。」 「ミヤビ?どうしたんだよ。それと昨日はごめん。」 「うん、いいよミヤビ許してあげる。」 「ありがとう。」 「それと、彰ちゃんに大事な話しがある」 「なに?」 「別れよう」 声が小さいくてあまり聞き取れなかった。 でもなんとなくはわかる。 「彰ちゃん…本当にごめん。」 カチャ… 電話が切れた。 「ぅそだろ…んなわけないよな。俺とミヤビが別れるわけがない」 これはどう言う事だよ。 ミヤビに電話をするがミヤビは出てくれなかった。 ベランダに出ると空がブルーをさしていた。今日一日ブルーなんてやだ。 いや、一生ブルーかも。俺とミヤビが別れるなんて考えたことない。 八時十分。 俺は慌てて家をでた。 ミヤビにあって聞かないと。 教室についた。 でもミヤビはまだいないみたい。 ガラガラ 先生だ。今日はいつもより十分早い。 何かあったのかな~。 「みなさん。いきなりですが、今日ミヤビさんは転校しました。」 教室はシーンとなり。俺の心もシーンとなった。
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