絶望の少年

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気がつくと僕は自分の部屋のベッドで、仰向けになっていた。 「あら、アキちゃん。大丈夫?」 隣のおばさんだ。 「ここ…僕の部屋ですよね?何でおばさんが?」 ムクリと起き上がる。 「アキちゃんのお父さんとお母さんにはきつーく叱っといたからね。」 「父さん生きてたんだ…」 嬉しいような悲しいような複雑な心境。 「そっ…そういえばティファは!?」 ベッドを飛び降り躓いて倒れる。 おばさんの笑顔が消え 「ティファちゃんは…今からアクアに沈めに行かなきゃいけないの。」 「…っ!!!?」 そう、アクアに沈めるということはこっちでいう葬式のようなものだ。
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