絶望の少年

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アキはぼーっと座り込んでそこを動こうとしない。 すると、目の前のラグーンが近づいてきた。同じ水流に乗ったのだろう、並行して流れている。 向こうのラグーンに、見た目は年上の女の子が立っている。 ヒラヒラした紅い服、ヒラヒラした服だが動き易そうだ。 腰には剣。 (ブロードソードだろうか…) 僕は何故か声を出して話しかけていた。 「すいませーん。お話できますかー!?」 僕は思いもよらないラフな行動に自分でも驚いた。 あっ、気付いた… 女「むっ…?っ何だ貴様!?他の島の者か、…興味深いな。」 アキには聞こえない。 「何か呟いてる…」 女「っ私の名は、ユキ!きさ…っアナタの名は何だ!?」 何か偉そうな喋り方 「…っ僕の名前はアキです!はじめましてー!」 ペコリと頭を下げる。 「きさまっ…アナタは何の用で私を呼んだのだ!?」 (敬語なのか…?でも、偉そうに話すな…あっちの言葉は荒いな…) アキはそう思った。
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