絶望の少年

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アキ「こっちの遺産の事、いいよ!じゃあユキの所の遺産も教えて!?」 「良いだろう!」 はっきり言ってユキは考古学など興味は無い。 興味があるのは武器の事だけだった。 「僕の所は、ライアの両手剣、アクアとエレク。かのライアの英雄リンスが使ってたかもしれない代物だ!」 (興奮気味) 「…ほう。興味深いな!」 アキ「………♪♪」 アキ「…♪」 アキ「…」 ユキ「貴様、まさか…それだけか…!?」 「ごめーん!!」 ユキ「やれやれ…。こちらの遺産はこれだ…!」 腰の剣を抜き、掲げる。 「イクスリア最強の英雄ガウスの右腕、リベールが愛用した剣、龍氷焔[りゅうひょうえん]!」 剣は炎のような冷気を放つ。 アキ「カッコイイ…」 こうしてアキとユキの運命の歯車が動き出した。 それは偶然という名の必然か、それともこれが本当の運命なのか。
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