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「…どこ?」
眼前に広がる草原、暖かな光
まるで絵本の中にでもいるようだ
「おーい!」
遠くから声
「…?」
目を細めるが見えない
『ようこそ、私の世界へ。』
振り向くと若い男の人がいた
「…誰?」
『カミだよ。』
ニッコリ笑い、手を差し出す
「カミ様って本当にいたんだ…」
手を差し出し握手をする
『あの声、誰だと思う?』
「うーん…分からないです。」
『君なら、いやっ…君だからこそ知っているはずだ…』
目を大きく見開き
「まさか…!!!」
『そのまさかだよ。…転移。』
声の元に杖を向け、魔法を唱える
金色の風が目の前に現れ
「クロロ!会いたかったよ!」
背が伸びて一回り大きくなったリュックが中から現れた
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