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「久しぶり、綺麗になったね♪」
リュックは満面の笑みで言った
「リュック…本当に…」
「さては、信じて無いな~?僕しか知らない恥ずかしい思い出を話しちゃうぞ~?」
クロロを指差して口元だけがニヤリとしている
「本当にリュック…なんだね…」
クロロの頬を伝う涙
「なっ…泣かないで。悪かった、冗談だよ。ゴメンよ…」
リュックは困った顔でクロロを抱き寄せる
「いきなりいなくなるから…ひどいよ…たった二人だけの兄弟なのに…会いたかったのに…」
とめどなく流れる涙で視界が霞むほど泣きじゃくる
「…僕も会いたかった。でも、僕には使命があるんだ。」
頭を摩りながら優しく話す
「使命?」
泣き濡れた顔を上げる
「うん。カミ様の為に運命の管理と運命から外れた人のアフターケアとか、色々大変だよ。」
「…クロロも手伝いたい!」
少し間を置いて、叫ぶ
「それが…」
『無理なんだな…。』
カミが話に入ってくる
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