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しばしの空白の後
ク「なんで…」
「実はさ、クロロには別の使命があるんだ。」
「別の…?」
『そう、私が選んだ人間と世界を救う旅をしてもらおうと思っているんだ。』
「………ぃ」
『君に拒否権は無いからね。』
クロロは唇を尖らせ苦い顔をする
『じゃあリュック、押さえて。』
「あっ、はい!」
リュックは両手でクロロの両肩を抑え、動けなくする
「ちょっ…わっ…」
『よろしい。…天命に従いし心を我の手元に授け、使命と悪の声を封じ、運命の旅を始めよ!』
杖を構え、キリリとした表情で呪文を唱える
呪文を唱え終わるとそっとリュックは手を離す
クロロの足元に模様が現れ、動けなくなる
「っはぁ…っはぁ…何なの!!」
『まずはこの旅の目的、使命を話そう』
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