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『まず、旅の目的はこの世界を創造した神とその仲間の殲滅だ。その為に仲間達と旅をして経験を積んでくれ。』
「神?殲滅?あの…どういう?」
『今この世界には2人の神がいるんだ。』
「2人…」
気になる部分を復唱する
『そう2人。神が2人いる事によってある問題が起きているんだ。』
カミは草原であぐらになる
「問題?どのような…?」
『この世界は同じ人間(存在)を排除する仕組みがあるんだ。』
「それじゃあ…」
『どちらかが、恐らく私が消滅する。』
クロロは納得のいかない顔で
「何でクロロ達がしなきゃいけないのですか?」
『仲間は多い方が良いからさ。』
自信満々に言い放つ
クロロにはその言葉が虚しくこだまする。それと同時に話しても通じない相手だと確信する
「で、さっきの魔法は何をしたのです?」
『あぁ、あれね。さっき言った仲間に旅の目的を悟られないように君がこの旅について一切喋れなくしたのと…あと、私の悪口も一切喋れなくしたから。』
明るく、しかもサラっと喋る
「はぁっ!?」
『喋ったら何かしらの激痛と共に命縮むから。』
またまたサラっと喋る。それが何だか恐くてたまらない
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