-機会- 未来都市 story:chloro

3/26
45人が本棚に入れています
本棚に追加
/325ページ
「あはは…」 止まらないメリル 「ちょっ…待ち…」 人気の無い森を越える 「はぁっ…ちょ…まっ…」 森を越えた先のアクアの見える家に着く メ「えへへ…運動って楽しいね」 天然物の言葉と輝く笑顔 「はぁっ、はぁっ、はぁっ…」 そんな言葉を気にする余裕なんか無いクロロ 「楽しいね?」 さらに問うメリル 「ぐっ…っはぁ…はぁ…はぁ…」 声を出そうとするが、肺がそれを優先順位から省いていく 「楽しいね?」 天然でしかもしぶといらしい (こいつ…ぶちたいんですけど…) 「…っはぁ…っメリル…バカ!!」 これが今出せる精一杯の答え 「えへへ…ありがとう」 理解不能だ… ってか何でお礼言うの? 「…はぁ…もう何なのぉ…」 呆れてぐったりと腰を下ろす 「えへっ…だぁ~るまさんが~」 (えぇぇぇぇ!!!!??何でなの!?) 「こ~ろんだぁ!!!」 はっ… 条件反射で止まる 「はいっ!!ダメ~!!!」 (えぇぇぇ!!!!!???) 「いやっ…ちょっと…」 あからさまに嫌な顔で歩み寄る 「動いた!!!」 (ちっ…心理戦だったのか…)
/325ページ

最初のコメントを投稿しよう!