-機会- 未来都市 story:chloro

4/26
45人が本棚に入れています
本棚に追加
/325ページ
小一時間経過 とりあえず家に入り、ココア(クロロが作った)を飲みながらテーブルで向かい合う 「クロロを呼んだのは何故?」 「遺跡に行こ!!」 会話が成立しない… 「わっ…!」 また勢いよく腕を引かれる 「こっちこっち!!」 森の奥深く(なのか分からないが)に連れてこられると、大きな石でできた門があった 「何これ…?」 目を大きく見開く 「怪獣、怪獣!」 そう言いながらぴょんぴょん跳ねる 「怪獣…」 『腕輪をはめろ。それを使って杖を出せ。』 頭の中に響く声 (カミさま…腕輪って、何の?) 『いざという時の為に我がお前の魔力と同調させといた。あとはあの腕輪をイメージするだけで現れる。』 (あの…あっ、遺産の事か) 『そうそう。』 「うぅ…ん」 思い出すと腕輪がすぐに現れた 『これは【マクスウェルリング】。この世の物なら何でも生み出せる夢の道具だよ。』 とりあえず杖が欲しいので 杖をイメージしてみた カラン 何かが落ちた音 「出た…」 足元には自分がイメージしたのと寸分違わぬ杖 (便利~♪) 思わずニンマリする 「バイバイ~♪」 メリルは走って帰っていく 「あ~ぁ…帰っちゃったよ」 少しがっかりしたが心の中では安堵する自分がいた
/325ページ

最初のコメントを投稿しよう!