-機会- 未来都市 story:chloro

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機械は相変わらず防御体制はとらず次の攻撃に移っていた。 攻撃こそ最大の防御とでも言いたいのか… 「させないよ!!」 クロロはさっきとは比にならないほどの魔力を杖に注ぐ 「バーンヒット!!!」 紅蓮の業火が充填されたミサイルに向けて放たれる ドドドドド ゴォォォォ!!!! 炎の燃え立つ音と轟爆の嵐、もはやその敵を討つ為の武器はグングニル自らの身を焼いている 「よし、締めといきますか!ハイパーチルド!!!」 グングニルの周りをまた白い煙が囲む チン… ガシャン…シャン… 凍る鋭い音と温度差により機体が悲鳴をあげ豪快に崩れ落ちる 「はへぇ…。予想以上に力使っちゃったなぁ…」 予定外の事で顔が歪む 『素晴らしい才野じゃないか!!カカカカ…気に入ったぞ女!さぁ早く我の元へ、カカカカ…』 まるでショーでも見るかのように楽しそうに笑う それがクロロのカンに障る カタカタ…ウィィィン 勢い良く扉が開く 「契約したら絶対こき使ってやる」
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