-機会- 未来都市 story:chloro

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先程感じた風はなんと扇風機の風だった 「虚しい…」 カカカカ…とバカ笑いする声が聞こえる。気にしたら負けだと自ら念を押した 「魔法使い過ぎもアレだから軽目に捻ってやるか」 アレってのは何にもぱっと思いつかない時には便利な言葉だ (四機って事は、これも恐らく機械なんだろう。いやっ無機生命体ってことも…) 軽目と言ったが実際どうすれば良いかは全く分からない 「よーし、ファイア。」 とりあえず適当に攻撃してみる事にした ボゥ… 虚しく炎は消え、ブルーはモコモコと震えだし弾けてしまった 「………?」 弾けたブルーはピンポン玉のように跳ねて散らばる 『弾けてしまったな、注意しろよ』 ミーディアムは何か警告をするように言った ドン… 脇腹に何かが当たる それは散らばったブルーだった 「痛っ…」 少し痛い。少しね
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