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アキ「父さん、ゴメン…」
鼻息荒く、父が何かを担いで僕の足元に投げ付ける。
「…?これは…」
父「アキ。ここでティファとずっと…ず~っと暮らすんだ。」
久しぶり名前を呼ばれた。僕は少しばかり嬉しかったが…
「…っ!!!?これって!?」
父が投げ付けた物
それは服をボロボロにされ腹から血を流すティファだった。
父「次はアキ…お前の番だよ。」
暗くてどんな顔をしているのかわからない、何をしようとしているのかわかりたくない。
ただ、僕の心は紅い紅い憎しみの炎で包まれていた。
…殺意というものか
父の大きな両手が僕の首を絞める。
僕は咄嗟に、ナイフを取り出し、父の手を切り付けた。
はぁ゙…はぁ゙…
父の息はとても荒々しく殺意むき出しでまた襲ってきた。
僕は身体が硬直し、両手でナイフを突き付け、持ったまま立ちつくしていた。
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