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――義仁視点――
朝、流君達と桜並木の前を歩いていた。
みんなで普通にじゃれてたら、女の子とすれ違った。
なんか気になって、後ろを振り返ってみると、その子は桜を見上げてた。
…目が離せなかった。
すごく綺麗で、一瞬にして心が奪われた感じ。
それからもずっとその子の事ばかり考えてる自分がいて。
好きだという気持ちに気付くのも、遅くはなかった。
いわゆる…一目惚れってやつ。
みんなで練習してたら、遅刻しそうになり、ギリギリに教室についた。
まぢ、ビビった。
だって、その子がいるんだもん。
しかも席は隣。
名前は…櫻井茜ちゃん…かぁ…。
気分は最高潮まであがり浮かれていると、教科書を忘れたことに気付いた。
困ってると、いきなり話しかけてきた。
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