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………
『…悪いかよ…』
思っていけないのか…?
昔の思い出を…
『…悪い訳ではない…だが…それが貴公の死期を早めているのなら…思い出してはいけない』
その時、勢いよく扉が開く
「軍曹!!敵がッ…敵の襲撃が!!!」
『…分かった…』
ベットから体を起こす
傍らにある刀を握る
『…軍曹…!?待て!まだ傷が…っ』
『俺が指揮をとらねぇーといけないんでな…』
フッと笑う
『しかし…ッ!』
『俺は簡単には死なねぇーよ…』
俺は死ぬ事が出来ない…
『手当ありがとうな、松本先生…』
その背が……
松本良順が見た……
最後の背だった…
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