彼の秘密

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「フィロは普通この世界には存在しないのですがこれは異例だと言うことで俺がお前のパートナーになることになったわけですよ」 『私魔物とか倒せるような力持ってない!持ってないって!』 「まだフィロとして“覚醒”してないだけですよ」 『じゃあ私も魔物やらその組織を倒さないとならないの!?』 「簡単に言えばそうですね♪」 『楽しそうに答えるんじゃない!』 「でも人間界にフィロがいたのはお前だけだから…もしかすると“あれ”の可能性もあるかも知れませんからね…」 『あれ??』 首を傾げ聞いてみる。 「いえ…何でもありません」 (人間界にいた異例なフィロと“あれ”の可能性…そんなのが黒の組織に知られると厄介なことになりますね…) 「自分がフィロであることは他人に言ったら大変なことになりますからくれぐれも気をつけてくださいね」 『えぇ!命落とし兼ねないってこと!?』 「まぁ…そういうことにしておきます」 『そんなあ!!』 こうして私はこれからこの男に振り回されることになるのだった。
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