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ユナがみたのは、森ではなく、明らかにさっきいた場所ではなく、古びた小屋がいくつかあり、人気がない寂しい里だった。
『…何処…ここは?』
「ここはお前の世界ですよ」
『いや、さっきまでいた場所じゃない、森とかないじゃない』
「隣町…」
『なんで私をここまで運んできたの!?』
誘拐されたと思い冷や汗をかき目をそらしながら彼女は尋ねた。何故隣町まで運ばれてたのか、名を名乗っただけで初対面で明らかに不審者相手にしているとは思いつつ内心恐れながら彼をゆっくり見て。
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