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12月、あれから半年が過ぎようとしている。
僕は結城奏
高校1年
僕は幼なじみの一条聖が好きだった。
だったと過去形なのは、もう彼女に僕の気持ちを伝えることが出来ないから。
彼女が死んだわけではない。
けれど運命は、神は死より残酷なことを彼女にした。
聖は記憶喪失になってしまった。
原因は不明。
心因性のもの
それだけしか分からなかった。
あの日、聖に何があったのかそれを知る術はない。
なんせ、本人が忘れているのだから…
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