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「うん、さっき終わった…ってまたね」
その早さに驚いたのかミツルは苦笑混じりに手を降る
「何急いでんだ?あいつ…」
「バイトだって、カズマもあれくらい急いでくれんの?」
「もう帰れるっつーの」
頭をグシャって撫でんのミツルは嫌がらねぇし、若干気分良かったりする
「…ちゅ~したい、だめ?」
「嫌、学校やん」
「赤くなってんじゃん…痛っ!」
脛思い切り蹴られました
ありえないってくらい真っ赤な顔してんのに
「はぁ…バイオレンス…」
「何か言った?」
「いーえ?今さらミツルのツンデレが分かった」
もうちょい素直になって欲しいと続く言葉は
ガシャーン
って音に遮られた
「またお前らか…」
「すみません…」
ミツルは手当たり次第投げた
運悪く窓ガラスに当たり派手な音を立てて降っていった
呆れた顔の先生はミツル贔屓だ
「喧嘩の理由はなんだ?」
「先生、勘弁して…分かってるっしょ…理由言ったら俺の命もたねぇ…」
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