分かたれた道

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お市は平静な声で、 お市「そうですか。世の行いは、すべてが義と不義に分かてるものではありません。 それでもなお、義に殉じるというのは、正しい行いなのでしょうか。たとえ、正しいことだとしても…」   長政は苦悶の表情。 そしてお市は、言葉は冷静だが、哀しげな表情をしている。 お市の言葉が一瞬とまった。   長政「…すまない。」
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