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真姫が校庭に出ると迅は真ん中辺りで仁王立ちになっていた
真姫 「もしかして来るんですか!?」
迅 「そうだ……よく調べたら叶には天巫女が就いていないんだな……なぜ言わなかった?」
真姫 「いや……教官は向こうに着いたら天巫女が就くはずだって……」
迅 「教官め……ほら吹きやがって……」
真姫 「あの……教官とお知り合いで?」
迅 「昔世話になった……」
真姫 「ってことは先輩も教官に訓練されたんですか!?」
迅 「いや……俺は育成所には入っていない……」
真姫 「えっ!?そんなこと可能なんですか!?」
迅 「……まれにいるのさ……産まれながらにガーゴイルと戦う才能を持った不幸者が……」
真姫 「不幸者?」
迅 「……話は後だ……来るぞ!」
迅は刀を掴んで構えた
真姫 「……よくわからないけど……やります!」
真姫も銃を出して備えた。それと同時に校舎の窓がシャッターで閉ざされた
真姫 (さすが頻発地域なだけ……備えもばっちりね……)
迅 「……来る!」
迅は刀を抜いた。二本の刀が光りを反射する
ボゴッ!ボゴッ!
なにやら重い空気と共に地面が盛り上がった。そして
ドゴン!
地面を突き破ってガーゴイルが飛び出してきた
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