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真姫 「地面から!?」
迅 「うろたえるな!撃て!」
真姫 「は、はい!」
ドンドン!
チュインチュイン!
真姫が放った弾丸はガーゴイルに当たった。しかしたいした傷にはならなかった
真姫 「効いてない!?」
迅 「慎重に急所を狙え!教わっただろ!?」
真姫 「やってみます!」
真姫が気合いを入れなおして撃とうとした時だった
ググググ……
ガーゴイルの腕から鋭くとがった骨片のような物が生えてきた。そしてガーゴイルは腕を真姫に向けた
ドシュ!
腕から骨片が発射された。それは真っ直ぐに真姫へ迫ってくる
迅 「くっ!」
ギィン!
迅が真姫の前に立ち骨片を弾き飛ばした
迅 「目を閉じるな!」
真姫 「あっ……は……」
真姫の目は死の恐怖で染まっていた。体が動かず立っているのがやっとだった
迅 「……しょうがない……」
迅は次々と現れるガーゴイルを見た
迅 「これくらいなら……俺だけで充分か……」
迅は喋らない真姫を横目で見た。真姫は完全に硬直してすでに膝をついている状態になっていた
迅 「……行くぞ!」
迅は真姫を見るのをやめてガーゴイルに目を向けた。そして単独でガーゴイルの大群に突っ込んでいく迅を見た瞬間、真姫の意識は途絶えた
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