引っ越し

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迅 「やっと座れるな……ちゃんと部屋の整理しろよ?」 真姫 「はい……心がけます!」 雅 「フフ……!それにしてもお二人は食事をとりましたか?」 迅 「……よく考えたら……まだだ……」 真姫 「私も買い物してたんで食べてません……」 雅 「そうですか!ならあれを食べさせてあげたらいいのでは!?」 迅 「……ん?あれって……アレか?」 雅 「そうです!真姫さんは好き嫌いとかありますか?」 真姫 「特になにも。美味しければなんでも食べます!」 雅 「だったら大丈夫ですね!作ってあげましょうよ!」 迅 「……時間も時間だからな……作るか……」 真姫 「作るって……一体なにを!?」 雅 「まぁ楽しみにしててください♪」 真姫 (なんだろう……すっごい気になる……) 迅 「お前は椅子に座ってろ……」 迅は対面式のキッチンに立った 雅 「あっそうだ!せっかくですし後ろを向いていたらどうでしょう!?」 迅 「雅……完全に遊んでるな……」 雅 「えっ?そんなことないですよ♪さぁ真姫さんは後ろを向いて!」 真姫は雅の言うことを聞きキッチンが見えないように座った。そして調理開始から約20分後美味しそうな匂いが漂ってきた 迅 「ほら……できたぞ……」 真姫 「えっ?……わぁ……すっごい!」 真姫の前に置かれたのはオムライスが乗った皿だ。飾りはないもののその玉子の光でこの上なく美味しそうだ 迅 「冷めないうちに食っとけ……そして部屋を整理しろ……」 真姫 「……はい!ではいただきます!」 真姫はオムライスを一口食べた 真姫 「美味しい……すごい!どうしてこんな美味しく作れるんですか!?」 迅 「……伊達に何年も一人暮らししてないからな……」 真姫 「あっ……なるほど……」 真姫はそのあともペースを落とさずに食べきった  
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