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日曜日
勉強という呪縛から解き放たれ、体を休めるためにあるこの日
しかし、神之矢学園には実に半分以上の生徒が集まる
部活動に取り組む者はもちろん、遊びに来る者さえいる
心理研究部員は前者とも取れるが後者とも取れる
見た人によって様々な意見がでるだろう
「どりゃあ!」
部員の一人である上田が気合いを声にだす
その手には気合いと共に袋から取り出されたポテトチップスが二枚持たれている
「おいおい…二枚も取っていいのかよ?」
もう季節は秋
段々と冷えてきたというのに溝口はタンクトップ一枚だった
「多く食べたいだけでしょ~?罰ゲームが待ってるのにね~」
渡邉はケラケラと笑う
「菓子を食うだけならもう少し静かにしたらどうだ?」
集団から少し離れた椅子に座る素子が本を読みながら話しかけた
「素子さん、これは【ポテチゲーム】という立派な勝負なんだよ」
部長の大山はポテトチップスの袋から目を離さずに答えた
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