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一人の男性がいた。こちらに背を向けてしゃがみ込んで何かしている。
男「ウゥゥ…アァ…」
啓介「何うめいてんだ、オッサン?」
男がこちらに振り向いた。その男の顔は死者のように真っ白だった。ただし、口の周りだけ血で赤く染まっていた。これを見ると映画なんかによく出て来るゾンビにそっくりだ。
男「アァァァ…」
男が近づいて来た。
勇人「ひっ…」
啓介「動くな。そこで止まれ!」
啓介が男に拳銃を向けた。しかし…
啓介「止まれってのが分からないのか!」
依然、男は二人の方へゆっくり歩いて来る。
銃を向けられているのに、恐れることも無く。
バン、バン
啓介は男の腹に2発撃ち込んだ。
男は倒れた。
啓介「みんなを呼んで来てくれ」
勇人「わ、わかった」
勇人はみんなのいるロビーに戻った。
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