第2章 謎の洋館

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一人の男性がいた。こちらに背を向けてしゃがみ込んで何かしている。 男「ウゥゥ…アァ…」 啓介「何うめいてんだ、オッサン?」 男がこちらに振り向いた。その男の顔は死者のように真っ白だった。ただし、口の周りだけ血で赤く染まっていた。これを見ると映画なんかによく出て来るゾンビにそっくりだ。 男「アァァァ…」 男が近づいて来た。 勇人「ひっ…」 啓介「動くな。そこで止まれ!」 啓介が男に拳銃を向けた。しかし… 啓介「止まれってのが分からないのか!」 依然、男は二人の方へゆっくり歩いて来る。 銃を向けられているのに、恐れることも無く。 バン、バン 啓介は男の腹に2発撃ち込んだ。 男は倒れた。 啓介「みんなを呼んで来てくれ」 勇人「わ、わかった」 勇人はみんなのいるロビーに戻った。
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