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警官の死体はばらばらで、腕や脚が胴体からちぎられているようだ。この時点でも酷い死に様だが、俺達の恐怖を掻き立てる理由がもう一つあった。
雄太「腹を引き裂いて、中のもんを食った阿保が居るみたいだな…」
先輩はそう言ってちぎれた腕の近くに行きしゃがみ込んだ。
雄太「おい、啓介。これはなんて名前だ?」
先輩の手に握られている物は…拳銃だった。多分、警官の手に握られていた物だろう。
啓介「たぶん、M92Fっていうハンドガンだと思います」
雄太「カッコイイし貰ってやろう!」
浩二「それはマズすぎるんじゃあないですか?」
雄太「貰える物は貰っちゃう派なんだ。とりあえず森から出…」
アオォォォン!
突然、犬のような鳴き声がした。
その瞬間、
勇人「みんな、速く逃げるんだぁー!」
康太「クソー!」
後ろからたくさんの犬が現れた。
その様子は…普通じゃない
雄太「走れぇぇ!」
俺達は一目散に逃げだした。
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