第1章 恐怖の始まり

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警官の死体はばらばらで、腕や脚が胴体からちぎられているようだ。この時点でも酷い死に様だが、俺達の恐怖を掻き立てる理由がもう一つあった。 雄太「腹を引き裂いて、中のもんを食った阿保が居るみたいだな…」 先輩はそう言ってちぎれた腕の近くに行きしゃがみ込んだ。 雄太「おい、啓介。これはなんて名前だ?」 先輩の手に握られている物は…拳銃だった。多分、警官の手に握られていた物だろう。 啓介「たぶん、M92Fっていうハンドガンだと思います」 雄太「カッコイイし貰ってやろう!」 浩二「それはマズすぎるんじゃあないですか?」 雄太「貰える物は貰っちゃう派なんだ。とりあえず森から出…」 アオォォォン! 突然、犬のような鳴き声がした。 その瞬間、 勇人「みんな、速く逃げるんだぁー!」 康太「クソー!」 後ろからたくさんの犬が現れた。 その様子は…普通じゃない 雄太「走れぇぇ!」 俺達は一目散に逃げだした。
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