日常

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①、どいてもらう。 ②、隣に座る。 ③、連れて帰る。   三つの選択肢が頭に浮かんだ。 が、見ず知らずの女の子を連れて帰るような人間じゃない。かと言って隣に座る度胸もない。   (どいてもらうか)   声をかけようとしたら、女の子が振り向いた。     しかも振り向きざまにいきなり「遊ぼう」とか言ってきやがった。  知り合いだったか?いや、記憶になかった。   「遊んでくれるよね?」   無視。校舎内に戻ることにする。     「逃げるの?じゃあオニゴッコだね」     「好きにしろ」     そう言って校舎内に戻ろうとした時、空が突然暗くなった。
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