日常

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「5分あげるから逃げなよ。私がオニになるから。朝が来るまで逃げられたらあなたの勝ちね。それまでに私があなたを捕まえたら…」   「?もう一度頼む。」   「…スタート」   聞いちゃいねぇ。とりあえずこの背後からくるオーラに耐えられない。とりあえず学校内へ移動しよう。     屋上の扉が閉まる直前、聞こえた声。   「…日の出は5時40分だよ」       屋上の扉が重苦しい音をたてながら閉まった。
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