プロロ‐グ

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目が覚めると、そこにはいつもと変わらない景色があった。     でもいつもと変わらないはずなのに、何かが違う。     それは、よく分からないけれど。 言葉では言い表せないもの。     今まで当たり前に隣にいた人がもうそこにはいないと言う事が、こんなに苦しい事だなんて。      ―――亮太…。       亮太が残してった足跡は、以外にたくさんあった事に今、気付いたんだ。   やっぱりちょっと辛いけど、あたしがんばるから。     そしてあたしはまた前を向いて歩きだす。 たくさんの足跡を抱えながら…。
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