ｓhining ｄays ～ふたりの足跡～

合コン。

相変わらず翔への気持ちで悩む日々が続いていたけど、
「翔の事嫌いな訳じゃないんだし、なんとなく付き合ってればいっか」って思うようにしてたんだ。

今翔と別れても他に付き合う人もいないし、もうすぐクリスマスだし一人で過ごしたくないし…
なんて事を考えて、とりあえず毎日を過ごしてたんだ。

そんな毎日が続いていたある日。

聡美と久しぶりに電話で話をしていた。

『綾さぁ、明日何か予定ある??』

あたしは仕事が休みで、特に予定もなく暇だった。

『特にないけど…明日何かあるの??』

すると聡美は、
『まぢっ!!よかったぁ～じゃぁ、ちょっと明日合コン付き合って♪』
って普通に言うのね。

『でもあたし一応翔いるし…それはちょっとまずいかな…』
って断ったの。

翔はほんと束縛が強くて、男の子と遊ぶのはもちろんだめだし、友達として連絡するのもだめって言う位だから、合コン行ったなんてばれたら大変な事になる。　　

でも聡美は、
『ばれなきゃいいんだし大丈夫だよ～それに、今回の合コンは美香の為の合コンだから、うちらはただその場にいて話してれば良いだけだしさ♪
たまには他の男の子と話してみるのも良いんじゃない??』
って言うんだ。　

美香(みか)って言うのは、専門の時あたしと聡美と同じグループだった子で、卒業してからも仲良くしてる友達の一人。
もうすぐクリスマスも近いから、彼氏が欲しいって事で聡美がセッティングを頼まれたらしい。

あたしも美香には早く幸せになってほしかったし、美香の為なら仕方ないか…って思って、ちょっと翔に対する罪悪感はあったんだけど、合コンに行く事にしたんだ。