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「誰?」
「まぁ、誰でもいいじゃん。君、ちょっとこっちに来なよ。」
「は、はい。」
私は言われた通り中へ入る。
そして先輩達に近付いた。
思った通り弥生ちゃんがいた。蹲っている。
「君って、この子の友達だよね。この子、本当は悪い子なんだよ。あんまり関わらないほうがいいよ。」
「え?」
私もいつしか囲まれていた。
「私達はコイツが悪いから怒ってただけ。"暴力"なんかじゃないよ。
先輩からの"優しさ"だから、君、誰にも言っちゃダメだよ。いい?」
喋りかたが脅しに聞こえた。
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