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二人のクリスマスイブ
このまま
時よ止まってしまえばいいと
もう戻れない
過去に降り積もる粉雪
今年もまた、イルミネーションの街
神秘的な恋人達の季節
去年のクリスマスには、二人手を取り合って
明るい未来の道を星で描いていた
どうして、今は1人
歩くこの道
寒いねと繋いだ手に冬はやって来たのに
1人のクリスマスイブ
このまま
空に向かい問い掛ける肩に
真っ白に積もった
君への想い
クリスマスイブ
戻れぬ
過去にちりばめた
去年と変わらない
風に舞う粉雪
君がいない、僕の空のポケット
行き場の無い、僕の手は震えていた
二人のクリスマスイブ
このまま
時よ止まってしまえばいいと
今更、思い出す
二人だけで見た風景
クリスマスイブ
今では
1人の冬では
君の温かさを探し
彷徨う想い
粉雪が積る、僕の背なに
君を思い出す、切ない気持ちが頬を温かく流れた
二人のクリスマスイブ
このまま
時よ止まってしまえばいいと
切ない恋に終わりを告げる鐘の音
クリスマスイブ
帰れない過去があったから
今では
寂しさの夜に続く1人の足跡
降り積もる粉雪君と見た粉雪
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