別れと出会いの季節

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竜「んー、終わったー!」 俺達は式が終わり、体育館の外に出ていた 葵「クスッ、お疲れ様」 珍しく竜平が式典中に寝なかった これは今日は雨が…いや、異常気象で雪が…むしろ槍でも降ってくるんじゃないかと本気で心配した 海「なんで寝なかったんだ?」 「珍しく」と付け足そうかと思ったが、やっぱり止めておいた なんか余計なこと言うと過剰に反応してくるし… 竜「そりゃ俺だって時と場合によってはかわりますよ。俺はそこまで墜ちてない」 竜平… 言ってることと昔の行動が矛盾してる… 俺は迷わず、昔のことを告げた 海「自分の入学式の時は寝てたのにか?」 竜「それは言うな…」 竜平のテンションが一気に落ちた どうやら、入学式は竜平にとって忘れたい過去のようだ
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