東城高校(現在)の生徒消失事件の真相

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「もう、この学校は終わりかもしれません・・・。100年前にも同じ事件が起こったと言われている。 その時は、生徒の中に今に伝えられている4人が、その自分達の特殊能力を駆使して、消えてしまっていた生徒達を戻ってこさせたと言われている。 しかし今、同じ事件は起きているが、その4人の様に特殊能力のある生徒なんぞ、この学校にはいない・・・。」 と校長が教頭と小声で話していたのを偶然聞いた里菜は、 『100年前にも同じような事件があった?それに、特殊能力のある生徒が居て、4人でその力を駆使して、生徒達を戻ってこさせた?すごい話だなぁ。でも、今その人達がいたなら、この事件を解決できるのかなぁ?』 と考えながらも、教室へ戻って行きました。 そう、この事件は100年前に消えたはずの悪魔が起こしていたのです。 あれから、復活の時が来るまで悪魔は消えた様に見せかけ、力を蓄えていたのです。 そして、十分な力が溜め、再び復活し、今の事件を起こしたのです。 この時の校長の言った『4人の生徒』とは、100年前の東城高校に在籍していた乃原・土原・上條・榎本の4人を指していますが、乃原達は100年前に存在していた人物。今の時代にいるはずもなく、現在のこの事件を解決するには、100年前に在籍していた乃原達の様に特殊能力を持つ生徒がこの学校にいなければなりません。 ですが、100年前に存在した乃原達と同じ特殊能力を持つ生徒は、100年たった今のこの学校にもいるのです。 その乃原達は特殊能力を持ったまま生まれ変わり、今の東城高校に通っています。 その人達の特殊能力が目覚め、その人達が力を合わせ、この事件の原因である悪魔を永久的に消す事でこの事件は終わりを告げ、消えてしまっていた生徒達も戻って来ます。 その人達の中に、里菜が含まれているなど、本人は知らずにこの日を過ごしていきましたー。
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