プロロ-グ

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「校長・・・。昨日、また1人の生徒が消えました・・・。これで、他の生徒も合わせ、クラスメイトの目の前で消えたのは4人目。この事件の原因は何なんでしょうか・・・?何の為に生徒達を・・・。」 と教頭が言うと、隣に居た校長は、 「少しの間、休校にするべきか。これ以上、生徒が消えてしまわないように・・・。」 そう言うと、後方から、 「先生方!伏せてください!」 と1人の生徒の声が響いた後、フワッとした光が後方から伸び、教頭と校長を包み込んだ直後、光に包まれた所以外がフッと消えたので、 「消えた・・・!?」 と教頭が言った後、光が伸びて来た方から、 「先生方、すみません。私達がもう少し早く目覚めていれば、こんな被害は出せずに済んだのに。」 と聞こえたので、教頭と校長が声のした方に振り返ると、そこには4人の男子・女子生徒がいたので、校長が、 「乃原さん、榎本さん、土原君、上條君!?教室に戻ってなかったのかね!?」 そう言うと、乃原 未菜と言う1人の女生徒が、 「先生、説明は後でさせていただきます。今から現状を打破しますので、危険が及ぶと思いますから、私達から離れていてください。」 と言って、未菜を含めた4人は体育館の中央へと行ってしまいました。 そして、4人が体育館の中央で何かを囲むかの様に立ち、 「我らの前に、この事件の原因の者の姿を現せ、その者を消したまえ!」 と唱えると、4人を繋ぐように光が現れた後、その光の陣の中に、黒い翼を持つ『悪魔』が現れ、その者は 「グゥッ。我は、目的を果たすまで消えるわけにはいかぬ!100年後、再び現れてやる!!」 そう言い残して消えてしまいました。 そして、悪魔が消えた後、ドンッと言う音がし、未菜達が音のした方を見ると、そこには消えたとされていた生徒達がいたので、 「あなた達、無事だったのね!」 と教頭が行って駆け寄ると、生徒達は揃って、 「先生!!俺(私)達戻って来たんですね!」 と言って、再会を喜び、戻ってきた生徒も含め、未菜達はその後、何事もなく家へと帰って行きました。 もちろん、消えてしまっていた生徒の親は大喜びしました。 ーこうして、この事件は解決したと、この時は誰もが思ったでしょう。 本当に100年後、再び、この東城高校にあの悪魔が現れるまではー 100年後、この高校に1人の少女が入学して、半年が過ぎた頃から、本当のこの物語は始まるー
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