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「爺ちゃん、今日はもう帰っちゃうの??」
「あ、ああ。そうなんじゃ。ちょっと大切な用事ができてしまってのう。先にチビ達と浩介を帰らせたところじゃ」
「エッ・・・・そうなの!?」
「だからのう、今日はのんきをお休みにするよ」
「そっか。残念。お手伝いに来たのに。じゃ、また明日来るのだ」淋しそうにまりなが笑った。
「えっ・・・・!? また、これからも手伝ってくれるのか!? 暫く休みたいと言っていたのじゃが、もう良いのかのう?」夏彦は驚いた。
「ウン! ちょっと事情があったんだけど、でも、無事解決したのだ! それでまた、直哉と一緒に暮らせることになったんだ! だから、何時でも手伝いに来れるのだ。心配かけてゴメンなのだ!」
「おお、それは良かった! のんきも安泰じゃ!!」
夏彦はにっこりと笑った。「じゃあ、また明日からしっかりお手伝い頼むぞィ!」
「ウン! 任せといてよ! オレ、爺ちゃんの為に頑張るよ!!」まりなも微笑んだ。
「そうか・・・じゃあ、まりなちゃんの心配事が無くなったお祝いに、何かプレゼントしなければいかんのう。何か欲しいものはあるかの?」夏彦が尋ねた。
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