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「そうか・・・・。なら、まりなちゃんにお小遣いをいっぱい渡すから、そのお金で、まりなちゃんが直哉君にプレゼントしてあげなされ。その方が、きっと彼も喜ぶぞィ」
「そっか。その方が直哉、喜んでくれるんだ! じゃあ、そうする! そしたら爺ちゃん、明日一緒に買いに行こう!! オレ、明日いっぱいお仕事頑張るから!!」
「そうじゃのう、そうしよう。約束じゃ、まりなちゃん」
「ウン、約束~」
「それじゃあまりなちゃん、また明日」
夏彦は微笑んで、まりなに手を振った。
「ウン! 爺ちゃん、また明日ね~!」
まりなは、夏彦が見えなくなるまで、ずっと大きく手を振っていた。
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