最終話・プレゼント

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  直哉。 直哉・・・・・。 貴方を好きになって、本当に良かった。 こんなに嬉しいプレゼント、用意してくれるなんて。 本当なら、オレが直哉を幸せにしてあげなきゃいけないのに。 何時もオレばっかり、幸せにしてもらって・・・・。 でも、アリガト。 本当に、アリガト。 こんな幸せをくれる直哉を、絶対ずっと、一生愛して幸せにしよう。 何時までも泣いていては直哉が責められてしまうので、何とか泣き止みたいのだが、感激で涙がどうしても止まらない。 とても嬉しくて、嬉しくて、仕方ない。 だって、こんなに嬉しいプレゼント、他にないよ! どうしたら伝わるかな? こんな幸せな気持ち、どうしたら皆に伝わるかな? とても、言葉になんて出来ない。 だからコレからは、オレの全てで愛する人、みんなを幸せにしよう! 「みんな~~~うう―――-っ、アリガトなのだ~~~~~!!!」 大泣きしながら、まりなは大声で叫んだ。 そんなまりなの様子に、皆、幸せそうな笑顔を浮かべていた。
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