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「じゃあ、次は僕が!」
祐樹がチビ達と入れ替わり、まりなにプレゼントを渡した。
それは、祐樹が一生懸命作ってくれた飛行機だった。飛行機にピンクのリボンがそのままかけられている。しかも、羽根のところには『まりな号』と書いてある。
「まりなお姉ちゃんの為に一生懸命作ったんだ! 今度、ラジコンで遊ぼう!」
「ウン、やろう、やろう! また、お母さんの所まで、いっぱい飛行機、飛ばそう!!」
まりなは、笑顔で答えた。
「じゃあ、次は私に行かせて下さい」
可愛くお洒落をした茜が、祐樹と入れ替わり、まりなに小さな包みを渡した。
「開けていい?」と尋ねると、勿論、と茜は頷く。
小さな包みを開けると、向日葵のブローチが中に入っていた。
とてもよく、まりなに似合いそうだ。
「まりなお姉ちゃん、向日葵みたいに綺麗だから、コレにしたの。今度また、一緒に遊ぼうね」
「ウン! コレからもい――っぱい遊ぼう!」
まりなは早速着ている服にブローチをつけて、喜んだ。
予想通り、それはまりなの服にとても似合っていた。
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