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「じゃあ、次は俺」
芳男が、SERIOUSメンバーと入れ替わり、まりなの前に立った。
「まりなちゃん、色々有難う。俺、君に逢えて良かったよ」
「芳男・・・・色々、ゴメン」申し訳なさそうにな顔をするまりなに、芳男は優しく微笑んでくれた。
「いいや、謝らないでくれよ。君には色々教えてもらった・・・・本当に有難う。だから、俺がまりなちゃんにとっておきの魔法をかけてあげるよ」
芳男がまりなの首に、ピンクパールの小さなハート型をしたネックレスを付けてくれた。
「俺からのプレゼント。君の恋が永遠に上手くいくように、魔法がかかってるのさ」
気障な台詞を囁いた後、彼は何時ものキラキラ笑顔で微笑んだ。
「直哉とずっと幸せで居られるように、応援しているよ」
――ああ。
本当に優しいな、芳男は。
でも、オレは直哉が世界で一番好きなんだ。気持ちに応えられなくて、ゴメン。
オレを愛してくれて、嬉しかったよ。本当に、有難う。
「芳男・・・・アリガト! ずっと大事にするのだ!」
まりなはにっこり微笑んだ。
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